コインシェアーズによると、デジタル資産投資商品にはビットコインとイーサリアムの牽引により、3週連続で流入が見られ、総額20億ドルに達しました。

CoinSharesによると、投資商品への資金流入が3週連続で記録されたことから、デジタル資産市場への投資家心理は引き続き堅調であることを示しています。先週だけでも20億ドルという巨額の資金流入があり、過去3週間の総額は55億ドルに達しました。これは、この期間の前の9週間の資金流出から大きく回復したことを示しています。

ビットコインが流入を支配

ビットコイン(BTC)はこれらの流入の主な原動力となり、先週は18億ドルの資金流入を記録しました。こうした楽観的な見方にもかかわらず、一部の弱気な投資家も640万ドルを投じており、これは2025年12月中旬以来の最高水準です。これは、投資コミュニティにおけるビットコインに対する見通しが、まちまちではあるものの、概ね楽観的であることを示しています。

イーサリアムとその他のアルトコイン

イーサリアム(ETH)も堅調なパフォーマンスを示し、2週連続で1億4,900万ドルの流入を記録しました。過去2週間で、イーサリアムへの流入額は3億3,600万ドルに達しました。一方、ソラナ(SOL)への流入額は600万ドルと、比較的控えめな動きとなりました。

XRPやTezos(XTZ)といった他の仮想通貨もそれぞれ1,050万ドルと820万ドルの流入を記録し、目立った貢献を見せました。これらの数字は、主要仮想通貨以外にも様々なデジタル資産への関心が高まっていることを浮き彫りにしています。

地域別・セクター別の洞察

地域別では、米国が19億ドルで流入額をリードし、次いでドイツ、スイス、カナダがそれぞ​​れ4,700万ドル、3,400万ドル、2,000万ドルの流入となりました。こうした地理的に広範な関心は、世界的にデジタル資産投資商品に対する幅広い支持意識を示唆しています。

デジタル資産に加え、ブロックチェーン関連株にも1,590万ドルの流入がありました。これは、ブロックチェーン分野全体への信頼の高まりを示しており、そのイノベーションと成長の可能性を反映しています。

デジタル資産投資商品全体の運用資産残高(AuM)は1,560億ドルに達し、今年2月中旬以来の高水準となりました。この上昇傾向は、機関投資家と個人投資家のデジタル資産クラスへの信頼の高まりを浮き彫りにしています。

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